横浜市瀬谷区の瀬谷矯正歯科です。今回は、歯並びのガタガタを主訴に来院された20代の患者さまの症例をご紹介します。
開咬(かいこう)とは、奥歯を噛み合わせたときに上下の前歯が噛み合わず、前歯の間にすき間が開いている状態を指します。前歯で食べ物を噛み切りにくいため、日常生活に影響を及ぼすことがあります。加えて、奥歯に負担がかかりやすい噛み合わせでもあります。
本症例は、叢生(そうせい:前歯のガタガタ)を気にされて来院されました。精密検査の結果、上下の前歯が噛み合っていない開咬が認められました。また、下顎左側には第二乳臼歯(乳歯)が残存しており、永久歯が生まれつき欠如している状態でした。
治療では、残存していた左下第二乳臼歯を抜歯し、歯科矯正用アンカースクリューを併用したワイヤー矯正(マルチブラケット装置)を行いました。
歯科矯正用アンカースクリューとは、あごの骨に小さなねじを埋入し、歯を動かす際の固定源として利用する装置です。これにより、従来では困難であると考えられていた歯の移動を補助することができます。
治療期間は53ヶ月と長期にわたりましたが、毎月の通院にも継続して取り組んでいただきました。その結果、主訴であった前歯のガタガタだけでなく、開咬も改善し上下の前歯が噛み合う状態を獲得することができました。
開咬(前歯が噛み合わない)の症例概要
Before

After









| 主訴 | 歯並びのガタガタが気になる |
|---|---|
| 診断名 | 開咬 |
| 治療開始年齢 | 20歳1ヶ月 |
| 治療に用いた主な装置 | ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)、歯科矯正用アンカースクリュー |
| 抜歯部位 | 左下第二乳臼歯 |
| 治療期間 | 53ヶ月 |
| 治療費概算(税込) | 1,023,000円(基本料 770,000円+処置料 253,000円) |
※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
※ 治療期間・治療費は患者さまの症状により異なります。
開咬(前歯が噛み合わない)の症例のリスク・副作用
- 装置を装着した後しばらくは、違和感や痛みが生じることがあります。一般的には数日〜1、2週間で慣れてきます。
- 抜歯を伴う治療のため、抜歯後に痛みや腫れが生じることがあります。
- 歯科矯正用アンカースクリューが緩んだり脱落したりすることがあり、その場合は再度の植立が必要になることがあります。
- 装置の周囲に食物が溜まりやすく歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。適切な歯磨きと定期的な通院が必要です。
- 歯を動かすことにより、歯根が吸収して短くなることや、歯肉がやせて下がることがあります。
- 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 動的治療終了後、保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや咬み合わせの「後戻り」が生じる可能性があります。
開咬(前歯が噛み合わない)を放置するとどうなる?
開咬は、前歯で食べ物を噛み切りにくいため奥歯に負担が集中しやすく、サ行・タ行の発音が不明瞭になりやすいといった機能面への影響があります。また、口が開いた状態になりやすく口腔内が乾燥することで、むし歯や歯周病のリスクが高まることも指摘されています。
症状の程度や年齢によって、適した治療法は異なります。前歯が噛み合わないことや歯並びのガタガタが気になる方は、まずは初診相談でご自身の状態を確認することをおすすめします。
横浜市瀬谷区での開咬のご相談は瀬谷矯正歯科へ
瀬谷矯正歯科では、初診相談を行っています。あなたの歯並びの状態を診察したうえで、治療の選択肢・期間・費用について丁寧にご説明します。
