空隙歯列(すきっ歯)をワイヤー矯正で治療した症例

空隙歯列(すきっ歯)をワイヤー矯正で治療した症例

横浜市瀬谷区の瀬谷矯正歯科です。今回は、前歯の隙間を主訴に来院された10代の患者さまの症例をご紹介します。

空隙歯列(くうげきしれつ)とは、歯と歯の間にすき間が空いている状態で、一般的に「すきっ歯」と呼ばれます。すき間に食べ物が挟まりやすい、前歯から息が漏れて発音が不明瞭になりやすいといった影響が出やすい歯並びです。

本症例は、前歯部に空隙を認め、舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)という前歯を舌で押し出してしまう習慣が原因の一つとして考えられました。

治療は、ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)を希望され、非抜歯で治療を進めました。

治療期間中は、口腔筋機能療法(MFT:Oral Myofunctional Therapy)にも積極的に取り組んでいたき、正しい舌の位置や使い方の習得を目指しました。その結果、治療後も著しい後戻りを認めることなく、現在も比較的安定した咬合を維持しています。

目次

空隙歯列(すきっ歯)症例の概要

Before

After

主訴前歯の隙間が気になる
診断名空隙歯列
治療開始年齢12歳10ヶ月
治療に用いた主な装置ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)
抜歯部位非抜歯
治療期間12ヶ月
治療費概算(税込)869,000円(基本料 770,000円+処置料 66,000円)

※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
※ 治療期間・治療費は患者さまの症状により異なります。

空隙歯列(すきっ歯)症例のリスク・副作用

  • 装置を装着した後しばらくは、違和感や痛みが生じることがあります。一般的には数日〜1、2週間で慣れてきます。
  • 装置の周囲に食物が溜まりやすく歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。適切な歯磨きと定期的な通院が必要です。
  • 歯を動かすことにより、歯根が吸収して短くなることや、歯肉がやせて下がることがあります。
  • 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 成長期の治療のため、その後の顎の成長によって咬み合わせが変化し、追加の処置が必要になることがあります。
  • 閉じたすき間は後戻りが生じやすいとされています。動的治療終了後は、保定装置を指示通り使用する必要があります。
  • 動的治療終了後、保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや咬み合わせの「後戻り」が生じる可能性があります。

空隙歯列(すきっ歯)を放置するとどうなる?

空隙歯列は見た目の問題だけでなく、すき間に食べ物が挟まりやすくむし歯や歯周病のリスクが高まる、前歯から息が漏れてサ行の発音が不明瞭になりやすいといった機能面への影響があります。

症状の程度や年齢によって、適した治療法は異なります。前歯のすき間が気になる方は、まずは初診相談でご自身の状態を確認することをおすすめします。

空隙歯列(すきっ歯)のご相談はお気軽に

瀬谷矯正歯科では、初診相談を行っています。あなたの歯並びの状態を診察したうえで、治療の選択肢・期間・費用について丁寧にご説明します。

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この記事を書いた人

紙本 裕幸のアバター 紙本 裕幸 瀬谷矯正歯科 院長

瀬谷矯正歯科 院長。歯科医師、博士(歯学)。
徳島大学歯学部卒業後、東京大学医学部附属病院にて臨床研修、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科(顎顔面矯正学分野)博士課程修了。
同大学歯学部附属病院矯正歯科外来にて特任助教、大学院非常勤講師を務める。
2025年6月ひらの矯正歯科院長就任、2026年8月瀬谷矯正歯科へ名称変更。

日本矯正歯科学会認定医。所属学会:日本矯正歯科学会、東京矯正歯科学会。

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