子どもの歯のデコボコ(叢生)を拡大床で治療した症例

横浜市瀬谷区の瀬谷矯正歯科です。今回は、歯のガタガタを主訴に来院されたお子さまの症例をご紹介します。

叢生(そうせい)とは、歯が並ぶスペースが足りず、歯並びがでこぼこになっている状態のことです。お子さまの場合、あごの成長期に治療を始めることで、永久歯が並ぶスペースを確保しやすくなります。

本症例は、前歯の生え変わりの時期に、永久歯を並べるためのスペースが不足していたことから、歯列に叢生(そうせい)を認めました。また、上顎前歯部には、正中過剰埋伏歯の影響による空隙を認めていました。

治療は、取り外し式の装置である拡大床を用いて歯列の幅を広げ、永久歯の生え変わりを経過観察しながら治療を進めました。なお、過剰歯以外の抜歯は行っていません。

第二大臼歯が生え揃うまで通院いただいたため、治療期間は長期にわたりましたが、装置の使用にも熱心に取り組んでいただきました。その結果、永久歯が生え揃った段階で、比較的良好な咬合状態で治療を終えることができました。

目次

子どもの叢生の症例概要

Before

After

主訴歯のガタガタが気になる
診断名叢生
治療開始年齢7歳3ヶ月
治療に用いた主な装置拡大床
抜歯部位非抜歯
治療期間71ヶ月
治療費概算(税込)495,000円(基本料 385,000円+処置料 130,000円)

※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
※ 治療期間・治療費は患者さまの症状により異なります。

子どもの叢生の症例のリスク・副作用

  • 装置を装着した後しばらくは、違和感や痛みが生じることがあります。一般的には数日〜1、2週間で慣れてきます。
  • 拡大床は取り外し式の装置のため、決められた使用時間を守らないと十分な効果が得られず、治療期間が延長することがあります。
  • 装置の周囲に食物が溜まりやすく歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。適切な歯磨きと定期的な通院が必要です。
  • 歯を動かすことにより、歯根が吸収して短くなることや、歯肉がやせて下がることがあります。
  • 歯の生え変わりやあごの成長には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 動的治療終了後、保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや咬み合わせの「後戻り」が生じる可能性があります。

子どもの叢生を放置するとどうなる?

歯が重なり合った部分は歯ブラシが届きにくく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。また、永久歯が並ぶスペースが不足したまま生え変わりが進むと、成長後の治療で抜歯が必要になる場合があります。

成長期のお子さまは、あごの成長を利用した治療ができる時期が限られています。お子さまの歯並びが気になる方は、まずは初診相談で状態を確認することをおすすめします。

横浜市瀬谷区での子どもの矯正のご相談は瀬谷矯正歯科へ

瀬谷矯正歯科では、初診相談を行っています。あなたの歯並びの状態を診察したうえで、治療の選択肢・期間・費用について丁寧にご説明します。

瀬谷矯正歯科の料金表はこちら

この記事を書いた人

紙本 裕幸のアバター 紙本 裕幸 瀬谷矯正歯科 院長

瀬谷矯正歯科 院長。歯科医師、博士(歯学)。
徳島大学歯学部卒業後、東京大学医学部附属病院にて臨床研修、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科(顎顔面矯正学分野)博士課程修了。
同大学歯学部附属病院矯正歯科外来にて特任助教、大学院非常勤講師を務める。
2025年6月ひらの矯正歯科院長就任、2026年8月瀬谷矯正歯科へ名称変更。

日本矯正歯科学会認定医。所属学会:日本矯正歯科学会、東京矯正歯科学会。

目次