過蓋咬合(深い噛み合わせ)をワイヤー矯正とアンカースクリューで治療した症例

過蓋咬合(深い噛み合わせ)をワイヤー矯正とアンカースクリューで治療した症例

横浜市瀬谷区の瀬谷矯正歯科です。今回は、深い噛み合わせと歯のデコボコを主訴に来院された20代の患者さまの症例をご紹介します。

過蓋咬合(かがいこうごう)とは、噛み合わせが深く、上の歯が下の歯を覆い隠している状態です。本症例は、過蓋咬合に加えて叢生(歯のデコボコ)と上顎前突(出っ歯)を伴うケースでした。

治療方針は、上下顎小臼歯の抜歯と歯科矯正用アンカースクリューを併用した矯正歯科治療を提案し、装置はワイヤー矯正(マルチブラケット装置)を希望されました。

治療期間中には、妊娠・出産というライフステージの変化がありましたが、悪阻(つわり)がつらい時期にも積極的に歯磨きに取り組んでいただき、大きな虫歯を生じることなく治療を終えることができました。

目次

過蓋咬合(深い噛み合わせ)症例の概要

Before

After

主訴噛み合わせが深い、歯のデコボコが気になる
診断名過蓋咬合、叢生、上顎前突
治療開始年齢27歳5ヶ月
治療に用いた主な装置ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)、歯科矯正用アンカースクリュー
抜歯部位上顎両側第一小臼歯、下顎両側第二小臼歯
治療期間24ヶ月
治療費概算(税込)902,000円(基本料 770,000円+処置料 132,000円)

※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
※ 治療期間・治療費は患者さまの症状により異なります。

過蓋咬合(深い噛み合わせ)症例のリスク・副作用

  • 装置を装着した後しばらくは、違和感や痛みが生じることがあります。一般的には数日〜1、2週間で慣れてきます。
  • 抜歯を伴う治療のため、抜歯後に痛みや腫れが生じることがあります。
  • 歯科矯正用アンカースクリューが緩んだり脱落したりすることがあり、その場合は再度の植立が必要になることがあります。
  • 装置の周囲に食物が溜まりやすく歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。適切な歯磨きと定期的な通院が必要です。
  • 歯を動かすことにより、歯根が吸収して短くなることや、歯肉がやせて下がることがあります。
  • 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 動的治療終了後、保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや咬み合わせの「後戻り」が生じる可能性があります。

過蓋咬合(深い噛み合わせ)を放置するとどうなる?

過蓋咬合は、下の前歯が上顎の内側の歯肉を傷つけて炎症を起こしたり、前歯がすり減ったりすることがあります。また、深い噛み合わせにより顎関節へ負担がかかることも指摘されています。

症状の程度や年齢によって、適した治療法は異なります。噛み合わせの深さやデコボコが気になる方は、まずは初診相談でご自身の状態を確認することをおすすめします。

過蓋咬合(深い噛み合わせ)のご相談はお気軽に

瀬谷矯正歯科では、初診相談を行っています。あなたの歯並びの状態を診察したうえで、治療の選択肢・期間・費用について丁寧にご説明します。

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この記事を書いた人

紙本 裕幸のアバター 紙本 裕幸 瀬谷矯正歯科 院長

瀬谷矯正歯科 院長。歯科医師、博士(歯学)。
徳島大学歯学部卒業後、東京大学医学部附属病院にて臨床研修、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科(顎顔面矯正学分野)博士課程修了。
同大学歯学部附属病院矯正歯科外来にて特任助教、大学院非常勤講師を務める。
2025年6月ひらの矯正歯科院長就任、2026年8月瀬谷矯正歯科へ名称変更。

日本矯正歯科学会認定医。所属学会:日本矯正歯科学会、東京矯正歯科学会。

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