上顎前突(出っ歯)をワイヤー矯正で治療した症例

横浜市瀬谷区の瀬谷矯正歯科です。今回は、出っ歯と歯のすき間を主訴に来院された10代の患者さまの症例をご紹介します。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、上の前歯が下の前歯よりも前に大きく出ている状態で、一般的に「出っ歯」と呼ばれます。口が閉じにくく口腔内が乾燥しやすいため、むし歯や歯周病のリスクが高まりやすいほか、前歯をぶつけた際の外傷リスクも高い歯並びです。

上顎の前歯は著しく前方に傾斜しており、その影響で前歯部には空隙を認めていました。また、不正咬合は前歯だけでなく左側の奥歯にも鋏状咬合(はさみじょうこうごう)が認められ、上下の歯がしっかりと噛めていない状態でした。

治療は、上下顎小臼歯の抜歯を併用したワイヤー矯正(マルチブラケット装置)を提案させていただきました。

治療期間中は、毎月の通院や歯磨きにも積極的に取り組んでいただき、著しい合併症を認めることなく治療を終えることができました。

目次

上顎前突(出っ歯)症例の概要

Before

After

主訴出っ歯と歯のすき間が気になる
診断名上顎前突
治療開始時年齢19歳11ヶ月
治療に用いた主な装置ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)
抜歯部位上顎両側第一小臼歯、下顎両側第二小臼歯
治療期間29ヶ月
治療費概算(税込)940,500円(基本料 770,000円+処置料 170,500円)

※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
※ 治療期間・治療費は患者さまの症状により異なります。

上顎前突(出っ歯)のリスク・副作用

  • 装置を装着した後しばらくは、違和感や痛みが生じることがあります。一般的には数日〜1、2週間で慣れてきます。
  • 抜歯を伴う治療のため、抜歯後に痛みや腫れが生じることがあります。
  • 装置の周囲に食物が溜まりやすく歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。適切な歯磨きと定期的な通院が必要です。
  • 歯を動かすことにより、歯根が吸収して短くなることや、歯肉がやせて下がることがあります。
  • 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 動的治療終了後、保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや咬み合わせの「後戻り」が生じる可能性があります。

上顎前突(出っ歯)を放置するとどうなる?

上顎前突は見た目の問題だけでなく、前歯で食べ物を噛み切りにくい、口が閉じづらく口腔内が乾燥しやすいといった機能面の影響があります。乾燥によりむし歯や歯周病のリスクが高まるほか、転倒時などに前歯を損傷する外傷リスクも指摘されています。

症状の程度や年齢によって、適した治療法は異なります。出っ歯が気になる方は、まずは初診相談でご自身の状態を確認することをおすすめします。

上顎前突(出っ歯)のご相談は瀬谷矯正歯科へ

瀬谷矯正歯科では、初診相談を行っています。あなたの歯並びの状態を診察したうえで、治療の選択肢・期間・費用について丁寧にご説明します。

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この記事を書いた人

紙本 裕幸のアバター 紙本 裕幸 瀬谷矯正歯科 院長

瀬谷矯正歯科 院長。歯科医師、博士(歯学)。
徳島大学歯学部卒業後、東京大学医学部附属病院にて臨床研修、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科(顎顔面矯正学分野)博士課程修了。
同大学歯学部附属病院矯正歯科外来にて特任助教、大学院非常勤講師を務める。
2025年6月ひらの矯正歯科院長就任、2026年8月瀬谷矯正歯科へ名称変更。

日本矯正歯科学会認定医。所属学会:日本矯正歯科学会、東京矯正歯科学会。

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